内股(柔道)

内股(柔道)の基本、応用

内股

柔道で「背負い投げ」や「大外刈り」と並んで代表的な技の一つである「内股」

ダイナミックでありながら、技に入りやすい、相手が防ぎにくいという点で、手足の長い長身選手に向いている技です。

基本から応用、そしてレジェンド達の実践ハイライト動画を厳選しました。

内股~基本編~解説穴井隆将

まずは何事も基本から。

 

ポイント

  • 小指が天井を向くように手首を返す(引き手)
  • 相手をつま先立ちにするために小指を天井に向け脇を開けて引っ張る(引き手)
  • 自分の親指が耳に付くように引っ張る(釣り手)
  • 相手の足を底辺で結び三角形を作った時の頂点に自分の体を持ってくる
  • つま先は90度
  • 置いた足のかかとにつま先を置く
  • 釣り手と引き手で相手を引出し三角形の頂点に入る
  • 引手側の足の内ももを跳ね上げる

 

応用編~飛び込み内股~丸山顕志(城志郎の父)

飛び込み内股のポイント

  • 内股は片足になる。バランスが大事→バランスに特化した打ち込みを行う
  • 足のステップが大事。1歩目はべた足にならないこと。かかとをつけない。そして深く入る
  • 打ち込みは3種類(バランス打ち込み・スピード打ち込み・移動打ち込み)
  • 深く踏み込んだ1歩目と引き付けた2歩目を置き換える
  • 移動打ち込みは、引き出すのではなく「追い込み」でやる


内股の練習で重要な、大野選手の「足上げ」動画(本人Twitterより)

ここからは新旧レジェンド達の応用、実戦豪快内股特集です。

大野将平。動画内では出てこなかったが、このサムネイルの相手はリネール。乱取りの一場面。大野選手の内股は“強い”!

井上康生。オリンピック金メダリスト。日本代表監督も務めた。重量級の内股は迫力満点。

吉田秀彦。オリンピック金メダリスト。後に総合格闘技でも活躍。ケンケン内股の独特の「間」は見てる人も技に引き込む。

丸山城志郎。阿部一二三の永遠のライバル。日本刀のような技のキレ味


動画追加です。内股といえば、相手の内股をかわしてその力を利用して投げる「内股すかし」という技があります。
オリンピックという大一番で、疑惑の判定となった篠原選手の「内股すかし」↑と
同じく重量級篠原選手の豪快な内股の動画です↓。

深く入って一気に跳ね上げる内股、相手を振り回して遠心力で投げる内股などバリエーションも豊富で

連続技も含め、自分の得意技として極めたくなる技ですね
 

ゴルゴ55
レジェンド達のハイライト動画を見たら、ジャッキー映画の後よろしく、なり切って打ち込み!打ち込み!「うっっっっしゃぁああああ!」

↓タグ(競技関係なく横断情報はこちら)↓

-内股(柔道)

© 2024 ゴルゴ55 Powered by AFFINGER5