2020年、年末RIZIN26「堀口恭司vs朝倉海」戦で勝負を決めた「カーフキック」
格闘技界の流行語大賞と言っていいでしょう。
今までは「ローキック」または「下段蹴り」というのがポピュラー。
本人が解説しているので観てみましょう
カーフキックとは?
- UFCでは2年前(2018年頃)から流行っている
- 痛くないけど麻痺して動けなくなる
- カーフ(Calf)→ ふくらはぎ
- カーフは筋肉が薄いので2,3発で効く
カーフの蹴り方、防御の仕方
- 場所は膝から下の外側、どこでもいい
- 相手との距離を近くしてサッカーボールを蹴る感じ
- 単調な攻撃だと対策されるので、パンチを見せたりコンビネーションの中で使う
- カーフキックの対処法---受ける位置を外側じゃなく骨側にするだけ。この時体重を前に持ってくると足を流されない(払われない)パンチなどの攻撃にもつなげやすい
2,3発喰らっただけで自分の意志に関係なく、戦闘不能になる「カーフキック」
ずるいのではないか、禁止にするべきではないかとの論争がこの試合の後日本では巻き起こりました。
でも今までの試合、格闘技でも足への蹴りは当たり前のようにあったのに、なぜ今さら?という感じもします。
「カーフキック」という新しい名前がクローズアップされ
「総合格闘技」でローキックに近い「カーフキック」のみを禁止にすることはできないし
そもそも戦っている舞台は「総合」格闘技
那須川天心もカーフキックに関して動画を出しています。
堀口選手のはシンプルな説明でしたが、それを補うような内容になっていて合わせて観ると知識が深まります
天心のカーフキック解説
- カーフ(ふくらはぎ)の横、鍛えられない部分を潰す蹴り
- 前重心だとかわせない。後ろ重心でカットする(キックボクシング)
- 練習では防具があるから効かない
- オーソドックス(右対右、左対左)では基本的にはカーフキックは入る
- 堀口選手のカーフは飛び込みで回す蹴り。頭の位置は変わらない難しい蹴り
素人でもできる「カーフキック」
- 膝から足を出し、少し回しながら、足の内側から引っかけるようにカーフを蹴る
- 防ぎ方、蹴ってくる足の方向に動くと、カーフに当たらなくなる
- 蹴る方は、相手の出てる足の裏の方に動くことを心がける
- 防げないカーフキック→パンチを打たせ体重を前にかけさせ、そこを狙う
朝倉海がローキックへの対応ができていないことを分析していた堀口。
試合プランに「カーフキック」を取り込みます。
堀口選手は骨で受けると言っていましたが、受ける方も、蹴る方も普通に考えて痛そう。
そして実際にUFCではこんな目をそむけたくなるようなケガもい起きています。
閲覧注意!UFCカーフックキック防がれ、足骨折!グニャリ
サンドバッグやミットを使って鍛錬すべし