50歳から始める柔術とその注意点
50歳を過ぎてから柔術を始め、1年ほどが経ちました
この1年を振り返り、「こうしておけばよかった」とか「これは意味なかったな」と思った事をまとめてみようと思います。
柔術の魅力にハマればハマるほど痛感するのが、学ぶことの多さ、そしてその奥深さです!
そしてもっと早く始めていればよかった、と最近よく思います。
若くはない体と、決して豊富ではない「時間」その辺がポイントになります。
とにかくケガをしない
家庭もあるだろうし、仕事もある
昔スポーツやってた人は特に注意。自分は動ける、「まだまだ若い人には負けない」という変なプライドが、無理な動きを誘発しケガにつながります。
とにかく体が慣れるまでは、無理をしない。
これが何よりも本当に大事。
大ケガをしたら、競技自体やめなくてはいけなくなるのです。
プロテインを飲む
久しぶりの運動をすると、とにかく筋肉が落ちていることに気づきます。
始めのうちは練習に行くだけで翌日動けない程の筋肉痛になり、職場でもおかしな動きをすることになります
これは「プロテインを飲んで筋トレをしましょう」という話ではありません。
そんな余裕などどこにもありません。
とりあえずプロテインを飲んでおく
そうすると日々のもみくちゃにされる練習の中で、踏ん張ったり、突っ張ったり
知らないうちに、その競技で使う筋肉がついてくるのです
もちろん始めのうちは無駄な場所に力を入れていることも多々あります、
それでも少しずつ柔術で使う筋肉が付き始めると、動きが楽になってきます。
取捨選択する勇気
競技期間はどう考えても、若い人に比べて「長くない」
効率よく身につける必要があります。
すべてを覚えることが時間的に無理なので、時には「省く、絞り込む」ことも必要になってきます。
体格的な利点を活かす技、、好きな技を中心に身につけ、自分の形を作っていくのがいいと思います。
ビール腹が邪魔してできない技がある、若い人みたいに速く動けないなど、できない事の多さにくじけそうになります。
それはあえてやらない。だってそもそもできないので。他の方法を考える。
今はyoutubeなどの動画で多くを学べます。技や動きを予め見ておく。
もちろん、見るのと、やるのでは、大きな隔たりがあるのですが
それでもこういう感じの技なんだなとか、こんな感じで入ってたな、と頭に入れておくだけでだいぶ違います。
無慈悲な期間を耐えるwww
先輩方は基本優しい。初心者にも丁寧だ(道場によるかもだけど)
それでも自分が無知なばかりに、スパーリングに混ぜてもらえる頃になると
こっぴどくやられる。関節技を極められる。絞め技で絞められる。
とにかくなんだかわからない技でいろいろと痛い目にあう
かけられている技を知らないから、もちろん防ぎ方も知らない。
これが無慈悲な期間。
いやでもこれが後になって考えると、学びの期間。
こちらのある姿勢、ある動きが危険だと身をもって学べるので、その後その姿勢にならないようになります。
始めの頃はその痛みが癒えぬまま次の練習がやってきます。体中が痛いので生活もかなりの挙動不審です。
それが半年過ぎたくらいから体つきが変わってきて、痛みが長引かないようになりました。
体が慣れるまで半年から1年ほどかかりました